アロマの香りは心だけでなく目にもリラックス効果を与えてくれる

アロマオイルについて何となく聞いたことはあるけど、やり方や効能に関してはあまりよく知らない人もいるかと思います。アロマオイルは少々お値段がはりますが、目の疲労や心も癒してくれる優れもののアイテムなのです。

食品などで内部から栄養を摂取することとは違い、アロマオイルはにおいやその成分によって外から目や身体全体の疲れを解消していくものです。目に効くアロマオイルは主にカモミール、マージョラム、ローズ、ラベンダー、ネロリとされています。これらのアロマオイルを使えば、目の疲れをぐっと軽くすることができます。アロマオイルを使用しての疲れ目解消方法は、主に3つあります。

一つはお風呂の湯船にアロマオイルを投入する方法です。湯船に浸かることは緊張をほぐしてくれる効果もありますから、そこにアロマオイルを足すことにより疲れ目解消効果がさらに期待できます。なおこのようなアロマオイル使用時は、じっくり湯船に浸かることが大切です。長く浸かれるようにするためにも、お風呂の温度は少しぬるめにしておくと良いかと思います。

二つめは手にアロマオイルをつけて、痛みのある部分に塗りこみながらマッサージをする方法です。アロマオイルを使ってマッサージをすると、何もつけていない状態よりも治癒効果が上がります。目が疲れていると、自覚はしていなくても首や肩が凝ってしまっていることも少なくありません。それに肩こりを解消することは、結果的に目の疲れの解消にもなりますから、肩や首もしっかりほぐしていきましょう。

また、こめかみや目頭の部分をアロマオイルでマッサージしてあげることも良い効果をもたらします。指の腹を使ってゆっくりと移動させながら目の付近をマッサージしてあげましょう。移動は早すぎてもいけませんよ。なお、アロマオイルが目の中に入らないように目の周りを揉むときは十分気をつけましょう。

そして三つめは、湿布として使う方法です。これが疲れ目や眼精疲労には一番よく効く方法とされています。湿布の作り方も簡単で、桶などに熱湯を入れその中にアロマオイルを数滴たらします。そして桶の中にタオルを入れ、かたく絞った後目にあてるだけです。充血していたり、目に刺すような痛みがあるときはこうした温湿布ではなく、冷湿布を使った方がより疲労回復になります。

冷湿布は温湿布と同じ要領で作ります。冷水の入った桶にアロマオイルを数滴入れ、その中にタオルを入れてしぼった後に目にあてがってください。

アロマオイルで疲労解消をした後は、たっぷり睡眠を取りましょう。睡眠は人間の身体を癒すには一番の方法ですから、相乗効果となって疲労解消度がさらに上がります。それから、毎日の食生活を見直すことも重要事項の一つです。毎朝時間がないから、と思って朝ごはんを抜いていたりしていませんか?夜についても仕事の疲れのせいで食事をとっていない、ということはないでしょうか?働く人にとって、きちんと3食の食事を取って、栄養素を摂取するということはとても大切なことです。

きちんと睡眠を取り、なおかつ食事も怠らないようにすれば、目の疲れを解消する際にアロマオイルを使ったときも解消効果がより高まります。心身への健康に配慮した生活を心がけることを忘れないでください。