凝り固まった目の筋肉は体操をしてゆっくりほぐしましょう

仕事でパソコンを相手にずっと一点を凝視して作業をしていると、目の奥がガチガチになっている感じを覚えるかと思います。これは同じところをずっと見続けていたことで、目の筋肉が固まっていると考えられます。そのままにしておいたり、継続して一点を見る作業を再開してしまうとさらに筋肉は凝り固まり、疲れ目がよりひどくなることがあります。そうなる前に、目の筋肉をほぐしてあげる必要があります。

ほぐすと言っても難しいことは何もありません。目をぐるぐる動かしてあげれば良いのです。まずは力を入れて目を強くつむってください。このときじんわりと痛みを感じた場合は、疲れがたまっている証拠ですよ。そして目を開け、それから黒目を右へ動かしてください。そして同じように左、上、下…と順に動かし、また初めに戻ってこれを2、3回繰り返しましょう。目を動かすときは一緒に動かさないことがポイントです。

そしてもう一つの体操もご紹介しましょう。こちらは老眼の予防にもなってくれます。まだまだ老眼には程遠い、なんて思わずに日頃から実用化しておけば後々老眼においては苦労知らずになること間違いなしですよ。最初は初めの方法と同じ要領で目を閉じ、開きましょう。今度は右回転と左回転を交互にして目を回すことを繰り返してください。この体操でも頭を動かさず、目だけを動かすように気を付けてくださいね。この体操は1、2分続けるようにしてください。

こういった目の体操なら仕事中にもすぐに実践できますから、まとまったお休憩時間がなかなか取りづらいという人でも疲れ目を解消させることができます。目が痛み出したり、疲れたなと感じたときは即実践しましょう。仕事前に体操をしておくことも効果的です。作業に手を付ける前に目の体操をしておけば視界がすっきりしたまま取りかかることができるので、より仕事もはかどりますよ。

しかし一番目に良い状態とは、やはり疲れをあまりため込まないことです。とは言っても、仕事はやり遂げなければなりませんから無理をしてでもこなしてしまうこともあるかと思います。効率よく物事を処理できる人もいますが、世の中そういう人ばかりではありません。だからつらい状態をおしてまで仕事をする人も少なくないのです。しかしこれは健康を害する危険なことです。健康をより良く維持するためにも、身体や目を追い詰めることを減らしてあげましょう。

まだできると頭では思っていても、身体も目も悲鳴を上げていることだって少なくありません。目の疲れから発展して肩こりや頭痛が慢性的に起こり、さらにはもっと大きな病気にかかってしまうこともあります。緑内障にかかった場合は、末期になると視野が欠けてくるということにもなります。長時間作業をすることはできり限り避け、目を閉じる時間を増やし、そして目の筋肉を凝り固まらせないように適度に動かしてあげてください。

また、目の疲労には各種ビタミンも効果的です。日頃からビタミンが含まれる食品をまめに摂取しておけば、深刻な問題に発展するリスクが抑えられます。積極的に栄養を取り入れ、運動をして規則正しい生活をするのが優れた目の疲労対策だと言えます。