目の労働の後は優しくマッサージしてあげるのが最大のご褒美です

目の疲労には手足の筋肉同様にマッサージが効くというのをご存知でしょうか?目というのは眼球だけが働いているわけではありません。眼球を動かすために、筋肉や神経が近くを巡っているのです。これらは目の働きには欠かせない存在です。しかし、目を酷使するとこういった筋肉たちも疲れてしまいます。その疲れが目のだるさや痛みとなって現れてしまうのです。

目の疲れや痛みはひどくなれば頭痛や肩こり、吐き気など引き起こすので悪い結果しか生み出しません。悪化して症状を重くしないためにも、日頃から常に目にかかるストレスやたまりがちな疲労を解消してあげる必要があります。その解消方法の一つが、目の周りのマッサージなのです。

基本は、目の周りを指の腹でゆっくり丁寧に揉みほぐしていきます。力を入れ過ぎたりすると筋肉を傷めることになりますから、力の加減には気を付けてください。また、目の周りには目の疲れに効くツボもあるので、ツボを押して刺激してあげることも疲労回復に繋がります。ツボがある場所は大体4か所あります。

一つめは目頭の部分です。目頭の部分を2、3秒指で押した後、離します。これを数回繰り返してください。やる前よりだいぶ視界がすっきりするはずです。おそらくこの目頭の部分は目に疲れを覚えたことがある人は無意識に指で押しているかと思います。知らずのうちに目の疲れに効くとわかっているのかもしれませんね。

そして二つめはこめかみの辺りです。充血や頭痛に効くツボがありますので、ここを3秒から5秒ほど押し、離すをという動作を数回繰り返しましょう。三つめは、瞳孔の真下辺りにツボがあり、これは充血やめまいに効きます。眼球のすぐそばなので、特に力の入れ方に気をつけてください。

そして最後の四つめは、目の周りにある骨の下周辺です。指の腹でゆっくりと往復し、丹念に刺激してあげてください。この部分も目の疲れを解消してくれる効果があります。

なお、眼球自体を強く押したりすることは絶対にしてはいけません。眼球を傷つけることになりますし、下手をすれば視界に問題が発生することもあります。疲労回復の効果はありますが、これらのマッサージは目の周囲にある筋肉などをほぐすためのものであって、眼球自体へのマッサージではありません。マッサージをしてあげるときはこの点によく注意してくださいね。

また、マッサージは温めてから行えば筋肉がほぐれやすくなりますから、より効果がアップします。お風呂の湯船につかりながらマッサージするようにすれば、身体も同時に温められますからお手軽です。湯船につかりながら目の筋肉を温めるときは、顔に直接お湯をかけるのではなく湯船の湯気を目によく当ててあげましょう。ちょっと時間はかかりますが、ゆっくり優しく筋肉をほぐすことができますよ。

それに身体が温まれば心の緊張も解けていきます。ストレスが溜まっているときも湯船に浸かることでリラックス効果が促されますので、効果てき面です。温めるということはそれだけ人間には大切なことだということですね。目のマッサージをしてあげるときは、心にゆとりを持ちながら行うことが大切です。ゆとりがなければ心なしかマッサージの手も雑になるものですし、何より気持ち的にすっきりしません。

目の疲れは限界になるまでためずに、毎日目のマッサージをして解消することが大切です。日々解消を怠らないようにしていけば、目も心も快適なまま次の仕事に取りかかることができますよ。

度の合わない眼鏡やコンタクトレンズは目を疲労させる原因です

最近目の疲れがひどいなと感じたとき、思い当たる点を探してみてください。特に眼鏡などで視力を矯正している場合は注意が必要です。眼鏡を買い替えたけど目に合ってない気がする、視力が落ちてきているのに同じ度数のコンタクトレンズをずっと使い続けているということはないでしょうか?

目を酷使し続けたときや、年齢を重ねて起こる老化によって自然と視力は弱ってしまいます。それにつれて眼鏡やコンタクトレンズも着けているうちに次第に度が合わなくなるものであり、これは仕方のないことです。しかしそうは言っても、放置していては目に悪影響しか及ぼしません。

ところで、なぜ度が合わない眼鏡やコンタクトレンズが目に良くないのでしょうか。単純なように感じられるかと思いますが、やはり目に負担がかかるからなんです。視力が弱く、無理に物を見ようとすると目の筋肉や神経が酷使され、目を疲労させます。しかしきちんと度が合っている眼鏡などで視力を矯正した場合、この無駄な筋肉や神経を使う必要がなくなるので疲労が抑えられるのです。

しかし度が合っていないと、それは視力を矯正していない状態とほとんど変わりません。そのため目は対象にピントをうまく合わせようとするので、筋肉などをより酷使してしまうということなんです。加えて物が見づらいと不便ですから、自分に合っていないと感じたら素直に眼鏡やコンタクトレンズを変えるようにしてください。

視力に関する問題はを解決するには、検査を受けることが手っ取り早いです。眼鏡は買い替えるごとに視力検査を行いましょう。フレームとレンズを一緒に買うとどうしてもお値段がはってしまいますが度が合わなければさらに視力を低下させることになりますし、疲れ目や眼精疲労の原因になります。眼鏡は長く使い続ける物ですから現在の視力に度を合わせ、耳が痛くなりにくい軽量のフレームを選ぶようにしてください。耳が痛くなるというストレスも、目を疲れさせる原因の一つとなります。

また買い替えるごととは言わずに、定期的に眼科へ行って視力や目の状態を確認することも大変重要になります。こまめな状況確認が目の健康の質を保つためには欠かせないことなのです。コンタクトレンズに関しても同様です。度が合わないと感じた場合はすぐに眼科で視力検査をしてもらいましょう。またコンタクトレンズを使用していると目が乾燥しやすい状態になっていますから、ドライアイなどになっていないか確かめることも大切です。

眼鏡を買う店もしっかり選ぶ必要があります。購入した後に眼鏡の度が合わなかったり、眼鏡に何か不具合が起こることも絶対にないわけではありません。ですから、問題が発生したときもすぐに対応してくれるお店が良いです。安全面から考えても、よく知られている有名な眼鏡専門店で眼鏡を買うようにした方が良いでしょう。心配なようであれば、眼鏡を購入する前にお店の人にあらかじめアフターケアについてしっかり確認しておいてください。

眼鏡やコンタクトレンズは視力を補うには最適である一方、目の状態の変化によってはすぐに使いづらくなってしまうこともあります。細かい注意が必要になるという点が少々面倒に思われるかもしれませんが、視力が低下したまま過ごすよりは眼鏡などで視力を矯正した方がずっと日常生活を楽に送ることができるようになります。先ほど言ったように、目の筋肉を使いすぎるということが減りますので疲れ目や目の病気になる可能性も軽減されます。

常に見やすさに気を付け、正しい状態の視野を維持できるようにしておくことが眼鏡やコンタクトレンズを使用するときに必要な条件になります。

目の疲れがひどい時は、緑内障であることを疑ってみてください

ある日突然目の疲れに加えて激しい痛みを感じ、あわてて眼科の病院を受診したところ緑内障だと診断されたケースがあります。しかし唐突に緑内障と言われても緑内障のことはよくわからないし、今まで病気らしい症状を自覚した覚えもなかったのでいまいち実感がわかなかったそうです。緑内障というのは、40歳前後の中高年の人がかかりやすいと言われている目の病気の一つです。進行が進んでいくと次第に視野が欠けていき、最悪失明という結果になることもあります。

緑内障にもいくつか種類があるのですが、主に見られるのは原発緑内障というものです。そしてこの原発緑内障はさらに2種類の症状に分けられます。一つは開放隅角緑内障というものです。眼球の中には房水というものが常に流れていて、これが角膜と虹彩の間にある隅角を通り、眼球の外へと出されています。房水は毛様体からつくられているのですが、毛様体が排出する房水の量と隅角から出ていく量は同じです。これによって眼球内の眼圧は正常に保たれているのです。

しかし隅角に何らかの異常があったり過剰に房水が分泌されたりすると、眼圧が上昇して視神経に悪影響を及ぼします。そのため視覚に障害が起こってしまうのです。開放隅角緑内障の場合、現れる症状は目の疲れ、視界のかすみ、電灯が虹色を帯びた光に見える、などが挙げられます。

二つめは閉塞隅角緑内障です。現れる症状は、目の充血やかすみ、吐き気、頭痛などがあります。これは隅角が虹彩に阻まれ、房水をきちんと外へ排出できないために発症します。排出できなければ眼球内に房水が溜まるだけですから、眼圧が上がってしまいます。そうなると視神経が眼圧上昇によって圧迫され、視野欠けや失明へと繋がるおそれが出てきます。また急性と慢性があり、慢性なら症状が出にくいのですが、急性の場合はひどい目の痛みなどを伴って発症します。

こうした症状がある一方で、眼圧は正常であるのに緑内障を発症してしまうこともあります。この場合視神経が眼圧に対してあまり抵抗力を持っておらず、ちょっと眼圧が上がっただけでも視神経が傷つけられてしまうことが原因とされています。

緑内障のおそろしいところは進行が遅く、かつ発病までにも時間がかかるため自覚症状が出にくいということです。しかも開放隅角緑内障では初期症状が疲れ目の場合ととてもよく似ています。なのでさほど気にも留めずに放置してしまい、後々手遅れとなってしまうというケースも少なくありません。このように進行状況がとてもわかりづらい病気ですから、定期的に眼科で検査を受けて状況を確かめる必要があります。

ただし、一度傷ついた視神経は二度と再生しません。ですから緑内障になったら完全に治癒させることはできないのです。しかしなす術がないわけではなく、進行を遅らせたり、失明にまで発展しないように予防することは可能です。この治療に関しては自分にできることはほぼないので、医療機関に頼る他ありません。通常緑内障用の目薬が処方されますが、効果が薄い場合や病状の進み具合によってはレーザー治療や手術を行う場合もあります。

また緑内障でも普段通り過ごして問題ありません。ただ、眼圧を上げてしまうことは避けるべきです。激しい運動はだめですが、適度な運動は健康にも良いので積極的に行うようにしましょう。水分やカフェインを多く摂りすぎると房水が分泌される量が増え、眼圧上昇に繋がるので控えましょう。食事はバランスよくとることが大切ですよ。緑内障だからと言って怯えることはありません。日頃から健康を心がけ、根気よく治療を続けることが緑内障への一番の対処法です。


激しい症状なのであれば真っ先に病院に行きましょう!

医療ローンは、病院の治療を受ける時、また保険のきかない保険適用外の治療、美容整形、矯正歯科、レーシック、インプラントなどを受ける時などに大変便利なローンです。

メリットは、手を煩わせる事なく借りられ、低金利のローンであり、追加融資も可能なローンであると言う事。
引用元:医療ローン審査徹底解剖

このように保険のきかない治療法であっても医療ローンといサービスを利用すれば比較的、安価で利用できるみたいです。

年齢と共に目が疲れやすくなったと感じたことはありませんか?

新聞や本を読むとき文字が見づらい状態になったとき、若い人ならこれは近視や疲れ目の場合がほとんどです。しかし40歳前後の人であれば近視などではなく、老眼の可能性があります。近視の場合は遠くが見えづらく近くは見やすいですが、老眼は近くの物が見づらいのです。そのため遠視と勘違いしてしまう人も多いのですが、遠視と老眼では見えにくくなる原因が異なってきます。

遠視は屈折異常が起こって物が見えづらくなっている状態です。屈折異常とは目に入れた光の長さが不安定になり、本来網膜上にあるべき焦点が別の位置で定まってしまうというものです。通常目が光をとらえたとき、光は角膜を通り水晶体のところで屈折します。正視ならこの屈折した光の長さが網膜までの距離とぴったり一致し、網膜上で焦点がきちんと定まるので物がはっきり見えます。

しかし、遠視の場合は光の長さが網膜までの距離と一致しません。遠視では屈折した光が網膜までの距離よりも長いため、網膜の後方まで到達してしまいます。それにつれて焦点も後方に定まります。この状態だと網膜上に焦点がありませんから、物が見えづらくなってしまうということなんです。ちなみに近視の場合も遠視同様に屈折異常が原因になっています。屈折した光が極端に短くなっているため、網膜の前方に焦点が集まるようになっているというわけなんです。

一方の老眼はこの屈折異常ではなく、調節異常が発生しています。人が物を見るとき、対象との距離に応じて毛様体筋という組織が水晶体の厚みを変えています。これによって水晶体で光の屈折が調節されるので、ピントをちゃんと合わせることができるのです。

しかし、年齢を重ねると今まで柔軟だった水晶体は硬くなり始め、毛様体筋の力も衰えてきてしまいます。そうなると毛様体筋の働きが鈍り、距離にかかわらず水晶体の厚みがきちんと調整されなくなります。しかも水晶体自体が硬くなってしまっているので動かそうにも動かせないという状態になるのです。よってピントがうまく合わなくなり、物が見えづらくなってしまうということなんです。

老眼である場合は近くが見えづらいだけでなく、他にも様々な症状としてその兆候が出現します。主に目の疲れや痛みが起こり、細かい文字がよく見えなくなる状態になります。また肩こりや頭痛なども一緒に発生することがよくあります。老眼の症状に当てはまっていると思ったときは急いで老眼対策を行ってください。

しかし、老眼を確実に予防する方法というものはありません。ドライアイなどの病気とは異なり、年齢を重ねれば誰でもなりうるものだからです。しかも60歳前後まで老眼は進行していくので、止めることは不可能です。けれども進行を遅らせることはできます。老眼対策の一つは、眼科で検査を受けることです。不安を抱えたままではそのストレスによって目を疲労させてしまうおそれがあります。目の悩みは目の専門家に相談することが解決への糸口となりますよ。

目を使い続けることも控えてください。目は思った以上に疲れているものです。読書などの後は休憩を取ることを忘れないでください。それから、物が見えづらいと感じたら素直に老眼鏡やコンタクトレンズで矯正しましょう。何も処置をしないまま物を見続けると、目はピントを合わせようと必死になって神経や筋肉を稼働させます。そうなると目は疲労しやすくなり、結果として老眼の進行を早めてしまいます。

目が疲れたり乾いたりしたときは目薬をさすことも大切です。老眼は涙が不足しやすい特徴もありますから、その都度目薬で目を潤おすようにしましょう。状況に応じて適切な対応を行うようにしてください。

その目の疲れ、もしかしたら眼精疲労かもしれません

一定時間の作業をするごとに休憩はしっかり取るし、家に帰った後も睡眠時間をたっぷり取っているはずなのに目の疲れがなくならない…と感じる人がいます。この場合単なる疲れ目と安易に自己判断しては大変危険です。疲れ目であるなら目を休ませれば疲労がちゃんと取れるので、日頃から休憩時間を取るように心がけていればさほど大きな問題になりにくいです。

しかし、いくら休んでも目の疲れが一向に取れないときは眼精疲労である可能性を疑ってみてください。たとえ両者の引き起こす疲れが似たようなものであっても、疲れ目と眼精疲労では現れる症状や、その持続性というのはだいぶ異なってくるのです。

眼精疲労は目に極端な負担がかかっていることが主な原因です。長丁場の仕事でパソコンを相手にずっと作業をしていると、目はみるみる疲れていきますから必然的に眼精疲労になる可能性が上がってしまいます。またドライアイや緑内障といった目の病気にかかっている状態である場合も、病気のせいで目の抵抗力が弱まっているため眼精疲労を併発しやすいです。そして精神的ストレスも原因の一つに挙げられます。ストレスは自律神経の調和を乱し、筋肉を酷使させてしまうからです。

眼精疲労になると、単純に目が疲れがちになるという他にも、主に目と身体全体に様々な症状が現れるようになります。目の症状としては、物を見ようとするときが最もわかりやすいかと思います。視界がかすんだり、またはぼやけたりしてくるのです。これだけだと疲れ目と判断してしまいやすいのですが、他にもひどく充血する、ずきずきとした痛みがある、涙が出て止まらないなどといった症状を伴うこともあります。そして身体に現れる症状としては慢性的な頭痛、吐き気、肩こりや倦怠感などが挙げられます。

眼精疲労はこういった症状が治まらず、ずっと続いていくわけですから日常生活に支障をきたすおそれも出てきます。それでは、眼精疲労への対策はどのようにしていけばよいのでしょうか。

本来ならば眼精疲労にまで発展しないように、目への刺激をすっかりなくしてしまうことが望ましいです。しかし人が生きていく上で目を使わないようにすることは不可能ですよね。それにパソコンなどに頼らなければならない場面はどうしたって出てきますから、目へ刺激が加わることは避けられません。ですから、「目を保護する」ということを日頃から意識的に行っていくことが大切です。

たとえば、書類に目を通す場合は目と書類の間隔を40cmほど取るようにしましょう。それから平日の仕事ではパソコン作業をどんどん行い、休日はパソコン作業を一切お休みしてみてください。書類にも触れず、次に仕事をする日までよそに置いておきましょう。これらは単純なことではありますが、目への負担は軽くなります。それに休日に仕事を持ち込むと身体も心も休む暇がなくなりますから、疲れ目の原因となるイライラなどのストレスに繋がってしまいますよ。

しかし、普段きちんと疲れ目や眼精疲労の対策を行っていても個人のやり方ではやはり限界があります。「いつもよりも目が疲れているし、それになんだか治りにくいな」と少しでも感じたなら、そのままの状態で放置せずにすぐ眼科を受診しましょう。医者に診てもらえば現在の目の状態についてよくわかりますし、眼精疲労に加えて他の病気も早期に発見できる可能性もあります。

このことは目についてだけでなく身体全体や心にも言えることですが、健康上に問題があればすぐに治療をしていくことが正常な健康を取り戻すための近道です。生活に影響を出さないようにするためにも、早め早めの対応をするよう心がけましょう。

ドライアイの可能性がある人によく知っておいてほしいこと

よく目が乾いたり、痛みがあったりしても目薬をさしてその場で簡単に事を済ませてはいないでしょうか?目が乾く状況が頻繁に起こるようであれば、そのままにしておくと後々重い病状に発展してしまうおそれがありますよ。その目の病気の一つがドライアイというものです。目の病気としては有名ですから、一度は誰しも聞いたことがあるかと思います。

ドライアイの症状には目の乾きの他にも目の疲れ、不快感、物を見るときかすんで見える、目やにが頻繁に出るなど様々にあります。しかし、他の病気にも同様の症状を現すものもありますから、容易には判断しづらいというのが難しいところです。

また、自分がドライアイかどうかよくわからない人もその可能性を確認する方法があります。10秒間まばたきせず、目を開け続けてください。途中目が乾いて痛み、とても開けていられないというようであればドライアイのおそれがあります。しかし目の痛みを我慢して耐えられたとしても、それは無理やり目を開けているということですから結果として無意味ですよ。すぐに目が乾いて痛みが発生するようであれば、自分がドライアイであるかもしれないことを疑うようにしてください。

ドライアイは涙の不足が原因で発症するものです。涙というのは目にゴミが入ったときや、悲しみなどの感情がたかぶったときに出るだけではなく目を守る役目も果たしているのです。涙が足りないと防壁が弱く刺激から守りきれないため、目の表面に傷がつきやすくなります。さらに刺激が進行してしまうと、角膜などに傷が及ぶこともあるのです。ですから、涙は目にとって必要不可欠となっているのです。ではその涙を不足させている原因は一体何なのでしょうか。

一般的にはパソコンや携帯電話、スマートフォンの使用時間が増えたことが最たる要因に挙げられています。なぜならまばたきの数が減少しているからです。普段ほとんど意識されないだけにぴんと来ないかもしれませんね。しかしまばたきをするたびに目は潤おされているので、その数が減れば目は乾きがちになります。また、冷房や暖房も肌だけでなく目を乾燥させてしまいます。他にも加齢によって涙の分泌が不安定になり、目の保護が不十分になることでドライアイになってしまうこともあります。

ドライアイかもしれない、と思ったらまずは病院へ行って受診しましょう。はっきりとした情報があれば対策も立てやすくなりますし、間違った対処をしてしまうこともなくなります。そしてドライアイだと診断されたときは定期的な往診の他に、日頃の生活態度を改善してきましょう。パソコンやスマートフォンを使用するときはまばたきを意識することが重要です。しかし作業に没頭するとそれを忘れてしまうこともありますから、作業終了ごとに目を休め、まばたきをする時間をできるだけ作ってください。

もちろん目が疲れ始めたときにはすぐに作業を中断してくださいね。それから冷暖房についてですが、これは仕事場ではまず止めることはできません。ですから風が直接当たらない場所にいるようにすることも大切です。どうしても冷暖房の風が当たってしまう、ということであればドライアイ用の保湿眼鏡を使用してみてください。フチが立体的で風を通しにくい構造になっているので、目の乾きや痛みに悩まされることが多少減っていきます。また、家では加湿器を用意すれば乾燥防止にさらに役立ってくれますよ。

どれも地道な方法ではありますが、ドライアイや疲れ目の進行をできる限り防ぎ、悪化させないことがより早く治癒するためには重要なことなのです。

楽だと思っている姿勢も目にとっては全然楽じゃない!?

夢中になって本を読んでいると、話の続きが気になって文字をどんどん追いかけてしまうことってありますよね。そのとき、ついつい背中を丸くしたり首が前に傾いてしまっていませんか?これはいわゆる猫背という状態です。

わたしたち現代人は、「一点を長時間見続ける」という動作を何らかの形で日々行っています。今ではなくてはならないスマートフォンや携帯電話の画面を見るということもその動作の一つですし、仕事ではパソコンを使うことがほとんどですよね。ですからもはや目を酷使することは必然と言っても過言ではありません。疲れ目に悩む人もどんどん増えています。また、こうした一点を凝視する行動は首が前に出ていきやすく、猫背になってしまうことが多いのです。

猫背になると背中の筋肉があまり使われなくなるため、その筋力は次第に弱まっていきます。背中の筋肉の力が弱まっていると、背筋をぴんと伸ばし続けることは難しくなります。だから身体は楽な姿勢を求めるので、背筋を正してもまた背中が丸まっていってしまうというサイクルになるわけです。しかし、楽な姿勢だからと言ってけっして身体に良いわけではなく、むしろ悪影響しか及ぼしません。

猫背の何が悪いのかと言いますと、首や肩に大いに負担がかかるということです。その肩こりが原因で、もともとひどかった目の疲れをさらに悪化させてしまうということも少なくありません。特に日本人は首は細めですから、肩こりを引き起こしやすい特徴を持っています。そのため、なおさら背筋には気をつける必要があります。このように、猫背になったところで良いことなんて何もありません。自分は猫背だと感じている場合は、危機感を持って改善していく必要がありますよ。

対処方法として一番お手軽なのが、クッションを使うことです。椅子と背中の間に厚めのクッションを置いてみましょう。クッションが背中を支えてくれるので、後は首の位置だけに気を付ければ背中が丸まってしまうことが減ります。また、あえて背もたれのない椅子に座るのも良いでしょう。姿勢を意識しながら作業することで、猫背になってしまっている場合はすぐに気づくことができます。日頃から猫背に対する危機感も高められるので効果的と言えます。

それから近視や遠視など、視力が弱い状態で本を読んだりパソコンを使ったりするときにも注意してください。この場合も対象をよく見ようとするため、自然に目を対象に近づけてしまう傾向があります、そうすると、どんどん首が前に向かっていってしまいます。およそ5キロもある頭を支えるために首は筋肉を目いっぱい使いますから、その状態が長時間続くと首の筋肉は凝り固まってしまいます。この筋肉の凝りが目を疲労させる原因になるおそれもあります。物が見づらい場合は眼鏡やコンタクトレンズを着用して対象との距離をきちんと保つようにしてください。

また、パソコン画面や本の位置というのも実は猫背対策には大切なことです。対象の位置は背中を伸ばしたときに視線よりも下にある状態が望ましいとされています。見下ろす形の方が全体を把握しやすいため、目線や頭があちこちに動いてしまうことが減ります。そのため首や肩の負担だけでなく目の負担も軽減させることもできますから、作業をする際は位置関係にも気を配るよう心がけるようにしましょう。

人間というのは心だけでなく身体も楽な方へ向かってしまいがちです。猫背の危険性を常に頭に入れておき、姿勢に気を付けて生活していくことが目や肩、首の健康のためにも、ひいては将来の身体の健康のためにも大変重要なことなのです。

時間帯も目の疲労感に関わりがあること、知っていましたか?

普段日中に仕事でパソコンを使ったり書類を読んでいても目に疲れを感じにくいのに、夜に同じような作業をしていたらすぐに目が疲れてしまうことってありませんか?夜は暗いので目にとっては物が見づらく、昼よりも筋肉を使ってしまうという性質もあります。しかし、実は目の疲れやすさには時間帯にも深いかかわりがあるのです。一般的に、夕方の4時から夜の11時にかけて目の疲れを感じることが多いと言われています。

ですから、この間が目が疲れやすい時間帯であると言えます。一方、個人差はあるものの、日中に疲れを感じることはあまりありません。そのためほとんどの人が日中に仕事を行っていても、疲労感を自覚しにくいということです。しかし夕方から疲れを感じやすいということは、日中の疲れがこの時間帯にどっと出ているのだと考えられます。後から出てくる目の疲労感を抑えるためにも、日中に疲れをため込まないことが大切です。

けれども仕事の合間にできる対策というのは限られてきてしまいますから、仕事に影響を与えない程度に休憩を取りましょう。その間に目を閉じたり、または遠くを眺めたりしてみてください。視点が変わるだけで目の疲れは軽減されます。それにじっと一点を見つめているということはその状態のまま目の筋肉が硬直しているということなので、筋肉の凝りに繋がります。そのため、黒目を動かして目の筋肉をほぐすことも良い方法です。

また仕事が終わって自宅に帰った後も、なるべくは目を使うような行動は控えましょう。しかもパソコンやスマートフォンは使っている間はまばたきの回数が減ってしまうので、目が乾きやすくなります。夜は目の疲れやすい時間帯ですから、こういったことが起こると余計に目に負担がかかることになります。これに加えて夜更かしをした場合は睡眠時間が減り、目が休める時間も比例して減ってしまうので疲れが取れにくくなってしまうのです。

そうなると疲れが残ったまま日中に仕事をこなし、さらにまた夜に重い症状となって目に疲れが出てくる…という悪循環に陥ってしまいかねません。それだけではなく夜のパソコンや夜更かしが続くと、最終的には疲れ目だけで終わらず眼精疲労やドライアイ、緑内障などの病気を発症してしまうことがあります。悪い事態を避けるためにも、夜更かしはせずに早めに寝るようにしましょう。そして翌朝早起きをしてから作業をすることにした方が目の疲労感はだいぶ減りますし、作業の能率も上がると考えられます。

それにパソコンなどの光にはブルーライトが発生しており、太陽もこれと同様の光を発しています。つまり朝にパソコン画面を見た場合、ブルーライトを見ると脳が太陽を浴びていると思い込んで「今は朝の時間」だと認識してくれますから、より目をぱっちりと覚ますことができます。ブルーライトは嫌なところばかりが取り沙汰されてしまいがちですが、実はこういうことに役立つ面も持ち合わせているのです。

その一方で、夜にブルーライトを浴びた場合は逆に目がさえてしまうことで寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりするという事態になってしまいます。この点からも夜のパソコンやスマートフォンの使用には注意が必要だということがわかります。

目の疲れは溜まりきってからでは解消しづらくなってしまいます。ですから、目の疲れを感じたらすぐに作業の手を休めて目を労わってあげましょう。それに仕事に没頭し過ぎると、かえって身体全体の健康を損なうことにもなります。働くことと同じくらいに休むことも大切なものなのです。

使い続けて疲れた目は冷やすものではなく、温めるものなんです!

目に疲れを感じたとき、目の辺りを濡らしたタオルで冷やしていませんか?それではあまり目の疲れは取れません。というのも目の疲れは筋肉が凝り固まっていることによって生じているからです。インスタントラーメンを想像してもらえればわかりやすいかと思いますが、硬い麺を柔らかくほぐすときにはお湯を注ぎますよね。それと同じように考えてください。硬いものをほぐして柔軟な状態に変えるためには、温かくすることが一番なのです。

目の周りには筋肉の他にも様々な神経が巡っています。目の周囲にある神経は外転神経、滑車神経、動眼神経の3つです。これらが正常に働くことで目の筋肉がスムーズに動き、物を見ているというわけなんです。中でも動眼神経の仕事は多く、目を開くという動作、ピント合わせ、そして瞳孔の大きさを変えて適切な光の量を取り入れることを筋肉に命令しています。

しかし物を見続けることで動眼神経が発する命令が多くなり、筋肉が過剰に使われるとその筋肉が緊張し続けます。そのため筋肉が硬くなり、疲れ目や、ひどいときは眼精疲労の原因となってしまうのです。ですから仕事で目を働かせ続けることは筋肉も神経も疲労させてしまうということなんです。こうした疲労を解消させてやるために何が良いのかと言うと、さきほど説明した「温める」ということなんです。

動眼神経は副交感神経に密接にかかわっています。副交感神経はリラックスした状態のときに活発になり、身体を休める働きを促してくれるものです。つまり、この動眼神経が温められると副交感神経にも作用し、リラックス効果が得られるということなんです。副交感神経が活発になると身体は修復を始め、筋肉も温められることによって柔らかくなっていくので目の疲労が改善されていくというわけです。

目を温めるときは蒸しタオルを使用するのが手軽かと思います。水に濡らし、電子レンジで温めるだけなので簡単ですしお金もかかりません。お風呂に入って身体をしっかり温めることも効果的です。湯船で全身の血行を良くしておけばそれだけ目の筋肉がほぐれやすくなりますから、お風呂に入るときはなるべく湯船をはるようにしておきましょう。それに現在は目を温める目専用のマスクも市販されていますから、仕事帰りに買って家で試してみるのも良いですね。

それから目の辺りを温めることはクマにも効果的です。目を使いすぎて筋肉が凝り固まると血行不良が生じ、その症状は目の下辺りに紫色のアザのようなものになって現れます。しかし温めてあげれば血液の流れが良くなりますから、クマが解消されやすくなります。日頃クマに悩んでいるようであれば、目の疲れもクマも取れて一石二鳥だというわけなんです。

けれども仕事場で蒸しタオルを用意することはできませんよね。ですから、仕事場では休憩の合間に目をこまめに動かして体操をし、家に帰ってから蒸しタオルやホットアイマスクなどを利用して目を温めてあげましょう。仕事の隙間時間に目の筋肉をあらかじめほぐしておけば、夜に温めるときもずっと筋肉がほぐれやすくなります。この後すぐに布団に入ればなお効果的です。副交感神経は睡眠時にもよく働いていますから、しっかり眠れば目の回復に繋がるのです。

目の痛みや疲れを感じたときには我慢は禁物ですよ。我慢した結果、疲れが抜けきらないために能率が上がらず、仕事に支障が出てしまうこともあります。目が疲れたときは無理をせずに休息を取りましょう。日頃目は物を見るために使い続けられていますから、休めるときには大切扱うようにしてあげてくださいね。

アロマの香りは心だけでなく目にもリラックス効果を与えてくれる

アロマオイルについて何となく聞いたことはあるけど、やり方や効能に関してはあまりよく知らない人もいるかと思います。アロマオイルは少々お値段がはりますが、目の疲労や心も癒してくれる優れもののアイテムなのです。

食品などで内部から栄養を摂取することとは違い、アロマオイルはにおいやその成分によって外から目や身体全体の疲れを解消していくものです。目に効くアロマオイルは主にカモミール、マージョラム、ローズ、ラベンダー、ネロリとされています。これらのアロマオイルを使えば、目の疲れをぐっと軽くすることができます。アロマオイルを使用しての疲れ目解消方法は、主に3つあります。

一つはお風呂の湯船にアロマオイルを投入する方法です。湯船に浸かることは緊張をほぐしてくれる効果もありますから、そこにアロマオイルを足すことにより疲れ目解消効果がさらに期待できます。なおこのようなアロマオイル使用時は、じっくり湯船に浸かることが大切です。長く浸かれるようにするためにも、お風呂の温度は少しぬるめにしておくと良いかと思います。

二つめは手にアロマオイルをつけて、痛みのある部分に塗りこみながらマッサージをする方法です。アロマオイルを使ってマッサージをすると、何もつけていない状態よりも治癒効果が上がります。目が疲れていると、自覚はしていなくても首や肩が凝ってしまっていることも少なくありません。それに肩こりを解消することは、結果的に目の疲れの解消にもなりますから、肩や首もしっかりほぐしていきましょう。

また、こめかみや目頭の部分をアロマオイルでマッサージしてあげることも良い効果をもたらします。指の腹を使ってゆっくりと移動させながら目の付近をマッサージしてあげましょう。移動は早すぎてもいけませんよ。なお、アロマオイルが目の中に入らないように目の周りを揉むときは十分気をつけましょう。

そして三つめは、湿布として使う方法です。これが疲れ目や眼精疲労には一番よく効く方法とされています。湿布の作り方も簡単で、桶などに熱湯を入れその中にアロマオイルを数滴たらします。そして桶の中にタオルを入れ、かたく絞った後目にあてるだけです。充血していたり、目に刺すような痛みがあるときはこうした温湿布ではなく、冷湿布を使った方がより疲労回復になります。

冷湿布は温湿布と同じ要領で作ります。冷水の入った桶にアロマオイルを数滴入れ、その中にタオルを入れてしぼった後に目にあてがってください。

アロマオイルで疲労解消をした後は、たっぷり睡眠を取りましょう。睡眠は人間の身体を癒すには一番の方法ですから、相乗効果となって疲労解消度がさらに上がります。それから、毎日の食生活を見直すことも重要事項の一つです。毎朝時間がないから、と思って朝ごはんを抜いていたりしていませんか?夜についても仕事の疲れのせいで食事をとっていない、ということはないでしょうか?働く人にとって、きちんと3食の食事を取って、栄養素を摂取するということはとても大切なことです。

きちんと睡眠を取り、なおかつ食事も怠らないようにすれば、目の疲れを解消する際にアロマオイルを使ったときも解消効果がより高まります。心身への健康に配慮した生活を心がけることを忘れないでください。