目の労働の後は優しくマッサージしてあげるのが最大のご褒美です

目の疲労には手足の筋肉同様にマッサージが効くというのをご存知でしょうか?目というのは眼球だけが働いているわけではありません。眼球を動かすために、筋肉や神経が近くを巡っているのです。これらは目の働きには欠かせない存在です。しかし、目を酷使するとこういった筋肉たちも疲れてしまいます。その疲れが目のだるさや痛みとなって現れてしまうのです。

目の疲れや痛みはひどくなれば頭痛や肩こり、吐き気など引き起こすので悪い結果しか生み出しません。悪化して症状を重くしないためにも、日頃から常に目にかかるストレスやたまりがちな疲労を解消してあげる必要があります。その解消方法の一つが、目の周りのマッサージなのです。

基本は、目の周りを指の腹でゆっくり丁寧に揉みほぐしていきます。力を入れ過ぎたりすると筋肉を傷めることになりますから、力の加減には気を付けてください。また、目の周りには目の疲れに効くツボもあるので、ツボを押して刺激してあげることも疲労回復に繋がります。ツボがある場所は大体4か所あります。

一つめは目頭の部分です。目頭の部分を2、3秒指で押した後、離します。これを数回繰り返してください。やる前よりだいぶ視界がすっきりするはずです。おそらくこの目頭の部分は目に疲れを覚えたことがある人は無意識に指で押しているかと思います。知らずのうちに目の疲れに効くとわかっているのかもしれませんね。

そして二つめはこめかみの辺りです。充血や頭痛に効くツボがありますので、ここを3秒から5秒ほど押し、離すをという動作を数回繰り返しましょう。三つめは、瞳孔の真下辺りにツボがあり、これは充血やめまいに効きます。眼球のすぐそばなので、特に力の入れ方に気をつけてください。

そして最後の四つめは、目の周りにある骨の下周辺です。指の腹でゆっくりと往復し、丹念に刺激してあげてください。この部分も目の疲れを解消してくれる効果があります。

なお、眼球自体を強く押したりすることは絶対にしてはいけません。眼球を傷つけることになりますし、下手をすれば視界に問題が発生することもあります。疲労回復の効果はありますが、これらのマッサージは目の周囲にある筋肉などをほぐすためのものであって、眼球自体へのマッサージではありません。マッサージをしてあげるときはこの点によく注意してくださいね。

また、マッサージは温めてから行えば筋肉がほぐれやすくなりますから、より効果がアップします。お風呂の湯船につかりながらマッサージするようにすれば、身体も同時に温められますからお手軽です。湯船につかりながら目の筋肉を温めるときは、顔に直接お湯をかけるのではなく湯船の湯気を目によく当ててあげましょう。ちょっと時間はかかりますが、ゆっくり優しく筋肉をほぐすことができますよ。

それに身体が温まれば心の緊張も解けていきます。ストレスが溜まっているときも湯船に浸かることでリラックス効果が促されますので、効果てき面です。温めるということはそれだけ人間には大切なことだということですね。目のマッサージをしてあげるときは、心にゆとりを持ちながら行うことが大切です。ゆとりがなければ心なしかマッサージの手も雑になるものですし、何より気持ち的にすっきりしません。

目の疲れは限界になるまでためずに、毎日目のマッサージをして解消することが大切です。日々解消を怠らないようにしていけば、目も心も快適なまま次の仕事に取りかかることができますよ。